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Number of Access this item:838（2024-05-13 06:00 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://hdl.handle.net/10086/22872

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Title
昭和恐慌からの農村復興期における農家の資産蓄積行動：農林省第3期農家経済調査パネルデータによる分析
ショウワ キョウコウ カラノ ノウソン フッコウキ ニオケル ノウカ ノ シサン チクセキ コウドウ : ノウリンショウ ダイ 3キ ノウカ ケイザイ チョウサ パネル データ ニヨル ブンセキ
Creator
Creator Name
草処, 基 草処, 基
Kusadokoro, Motoi Kusadokoro, Motoi
Affiliation
Affiliation Name
東京農工大学
Creator Name
丸, 健 丸, 健
Maru, Takeshi Maru, Takeshi
Affiliation
Affiliation Name
一橋大学
Creator Name
高島, 正憲 高島, 正憲
Takashima, Masanori Takashima, Masanori
Affiliation
Affiliation Name
一橋大学
Key Word
農家経済調査
昭和恐慌
資産蓄積
Abstract
本稿は，1931年から1941年にかけて農林省が行った農家経済調査から抽出した個票データをパネルデータとして利用し，当時の農家世帯の資産蓄積行動についての試論的分析を行う.分析期間は昭和恐慌によるショックからの回復期にあたり，農家は回復する農家余剰を各資産にどのように配分するかという問題に直面していた.分析の結果，経営面積は，先行研究が指摘するように2町歩程度に収斂する傾向にあったが，主に世帯構造の変化に合わせて調整されており，農地の所有構造には影響されていなかった.また，現金・準現金，動物，現物などの比較的流動性の高い資産の蓄積を重視し，固定性の高い資産への投資には積極的ではなかった.その背景に，農家の予備的貯蓄行動があった可能性が指摘された.本稿は，1931年から1941年にかけて農林省が行った農家経済調査から抽出した個票データをパネルデータとして利用し，当時の農家世帯の資産蓄積行動についての試論的分析を行う.分析期間は昭和恐慌によるショックからの回復期にあたり，農家は回復する農家余剰を各資産にどのように配分するかという問題に直面していた.分析の結果，経営面積は，先行研究が指摘するように2町歩程度に収斂する傾向にあったが，主に世帯構造の変化に合わせて調整されており，農地の所有構造には影響されていなかった.また，現金・準現金，動物，現物などの比較的流動性の高い資産の蓄積を重視し，固定性の高い資産への投資には積極的ではなかった.その背景に，農家の予備的貯蓄行動があった可能性が指摘された.
Publisher
Institute of Economic Research, Hitotsubashi University
Issued Date
2012-03
Language
Japanese(jpn)
Resource Type
technical report
Version Type
VoR
Is Part OfRelation -
Related Title
PRIMCED Discussion Paper Series ; No. 23
Number of Pages
55
Sponsorship
基盤研究(S) = Grants-in-Aid for Scientific Research (S)
Appears in Collections
PRIMCED Discussion Paper Series
URL
https://hdl.handle.net/10086/22872