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Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.15057/71993
Identifier to cite or link to this item: https://hdl.handle.net/10086/71993

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Title
「教養としての日本語教育学」の可能性 : 大学生に対する授業実践を通して見えたこと
The Potential of "Japanese Language Pedagogy as Liberal Arts": Insights from Classes for University Students
Creator
Creator Name
志賀, 玲子 志賀, 玲子
SHIGA, Reiko SHIGA, Reiko
Affiliation
Affiliation Name
一橋大学
Key Word
大学生
教養
日本語教育学
言語調整
多文化共生
Abstract
本研究は、日本語教育学専攻ではない一般の大学生に対して行った日本語教育関連の授業が、当該学生に与えた影響について論じたものである。大学生から得たデータを分析した結果、他者視点の涵養、他文化の人々に対する寛容性や寄り添いの姿勢、非母語話者との交流への意欲など、多文化共生社会において多様な人々との関係を築く上での要を学ぶ機会となったことがわかった。また、言語調整という概念を得てその実践をすることにより、非母語話者とのコミュニケーションが促進される様子も見られた。一方、大学生として規範的な日本語を追究する姿勢や母語話者信仰とも言える志向なども観察された。大学生が自分自身に課している目標や価値観を保持する中で、多様な背景をもつ人々について一面的に評価したり自分の常識で判断したりする可能性について熟考するきっかけを与えることも、授業時の留意点として浮かび上がった。
Description
Ｉ. 論文
Publisher
一橋大学国際教育交流センター
Issued Date
2021-07-31
Language
Japanese(jpn)
Resource Type
departmental bulletin paper
Version Type
VoR
selfDOI
10.15057/71993
NCID
AA12872099
Source Title
一橋大学国際教育交流センター紀要
Volume Number
3
Page Start
3
Page End
14
Appears in Collections
03号 (2021)
URL
https://hdl.handle.net/10086/71993